独身時代に読んでおけばよかった。リスクとってマンションを購入するべきだった。今考えたら安い買い物だった。今からでも遅くはない。
https://amzn.asia/d/3dtCX87
印象に残った点や意識しておきたいと感じた点を以下の通り纏めます。引用が中心ですが、一部に私の主観や感想が混ざった内容も含まれ得る点にはご留意下さればと思います。
・購入した自宅の資産価値が保たれるかどうかは、その後の人生の選択に決定的な影響を及ぼす。
・家を買うことで、通勤時間の配分や住む場所、付き合う人がかわっtくる。それによりライフスタイル、人生そのものが変わる。
・大家が拒否感を示す入居者の属性として、第一が障害者のいる世帯、第二が単身の高齢者、第三が外国人となっている。
・高齢になってもまともな賃貸住宅に住めるのは、定年を過ぎても十分な所得がある人に限られるのが実態だ。
・高齢になって持ち家がないと、まともなところには住めないということだ。
・44歳 35年ローンの最終年。
・坪1000万円とは、30坪100m2が3億円という価格だ。
・限定的で小さな市場では在庫がなくなると価格が高騰するという事実だ。
・時代は変わって会社や学校の同期が続々と持ち家購入をしたら、自分も買うことを考えるだろう。
・日本では持ち家の取得が制度的にさまざまな優遇を受けているので、投資として考えたときに自宅購入は利益を出しやすい。
・この金利と税金が、不動産投資の勝敗を分ける決定的なポイントだ。
・賃貸用と自宅用の市場における価格差に着目し、賃貸物件を購入し、自宅用物件として販売するビジネスを確立した。
・スタイルアクトで調査した結果では、不動産投資物件の売却で利益が出ていたのは全体の35%、・・・。対して自宅の場合は88%と、9割方利益が出ている。
・自宅用物件の方が賃貸用物件に比べて経年による値下がりが緩やかだということだ。自宅マンションの場合、都内であれば先にも述べたように平均で年率2%が実績であり、都心部の物件では年率1%しか下がらないことがわかっている。それに比べて賃貸不動産の値下がりスピードは早く、都内でも年率3%で中古価格が下がっていく。
・メガバンクがワンルーム購入には融資しないのは、一般人の賃貸不動産への投資などまず儲からないとわかっているからである。
・資産性とは「すぐに換金できること」であり、株式のように換金が約束されているもの、商品在庫のように販売が可能なもの、賃貸用不動産のように使用を通じてキャッシュを得られるものがこれに相当する。
・家主が所有する賃貸住宅に家賃を払って暮らすことは、小作農が小作料を払って地主の土地を耕すことに等しい。
・金融市場からあふれ出たマネーは、担保を取れる融資先に流れる。
・賃貸住宅は安普請である、ひらたく言えば、チープということだ。
・東京の木造アパートの空室率を築年数ごとに見ていくと、築25年以上では25%が空室となっている。
・私は日本の民間賃貸住宅の90%以上が、地主の税金対策のために建てられた物件と見ている。
・結局、買い手本人ではなく他人が住む家だから、「目に見えないところはできるだけ安く済ませたい」というインセンティブが働くのだ。
・水まわりは住居選びの大きなポイントなので、・・・スロップシンクもよく見かける。
・都内には水と空気にこだわる人が多いので、オプションでキッチンに浄水器を備えつけたり、24時間換気設備を高級仕様としたり、・・・。
・まじめな会社員が自分にとって理想的な環境をリーズナブルなコストで手に入れるには、やはり持ち家が一番といえる。
・通勤時間の片道30分の違いは・・・1年間で240時間に相当する。
・持ち家なら好きなだけ趣味に走れる。・・・これはお金には換算できない持ち家の精神的付加価値といえる。
・精神面でのメリットとして、「安心感がある」「賃貸物件よりも構造がしっかりしていて安心」という声が上がっている。
・そして最終的に「今後の人生設計がやりやすくなった」「働く意欲が湧いた」と、自宅を買ったことで人生そのものが良い方向に変わったことを認めている。
・会社員の最大のメリットは、社会的信用である。
・ネット銀行は保証料もゼロとなっている。
・住宅ローンを借りて持ち家を買う際に大事なのは「自分の年収を挙げ、繰上げ返済をしていく」という決意を持つことだ。・・・老後になってまでローンの返済を続けるというのは楽しい状況ではない。
・逆に自分の年収を上げていこうという意欲も持てない人は、若いうちに家を買うことがリスクになりかねない。収入が増えた自分の姿も想像できずに「こんなにたくさん借りたら、返済が大変じゃないか」などと心配しているようでは、その人の将来はおぼつかないといえる。
・単身者は家選びから買うかどうかという意思決定まですべて自分の考えだけで即断即決できる。
・もし住宅手当がつき3.5万円以上あれば、住宅ローン控除額を上回る計算となり、そのままもらい続けていた方が得になる。
・求められる絶対条件がある。「売れる」「貸せる」「住める」の3つだ。
・化す場合には表面利回り4%は狙いたい。
・物件の真の価値は、自分では「変えられない」あるいは「変えにくい」ものにこそある。・・・不動産は動かせないから立地は決定的に重要になる。
・「利便性」という観点からは、やはり「駅近」が条件となる。具体的には「・・・徒歩4分以内」が目標だ。
・東日本大震災後の仙台市では、・・・震災に遭っても被害を受けなかった賃貸物件の賃料は約2割上昇している。
・東京東部のゼロメートル地域の物件は避けるべきだと考えるし、オリンピック開催で人気が高まっている湾岸地域の物件も勧めにくい。
・ファミリーの場合、教育環境も重要だ。近くの公立小学校の様子を見たり、評判を確かめておくことも忘れてはいけない。・・・「有名小学校の学区内の物件は価格が下がりにくい」という結果が出ている。
・ご近所の「人」の質も住環境の一部だ。
・面積あたりの下落幅は高額な物件でも安価な物件でもほぼ同じなのだ。つまり資産価値の経年による下落率は高額物件ほど低く抑えられる。
・高額物件ほど狙える含み益も大きくなるし、統計的にも値下がり率が低い。間違っても「今の身の丈にあった家にしよう」などと考えてはいけない。
・「買える物件を買う」のではなく、「売れる物件を買う」ことだ。
・買うには最低でも30m2以上なければいけない。
・売却を考えると買い手の住宅ローンに制限がついてしまう物件は売りにくい。その意味ではやはり築浅なものがベターで、築12年までという制限を一つの目安としたい。
・たとえば宅配ロッカーなど最近になってから不可欠と考えられるようになった設備の有無がある。そうした設備が欠けているマンションは避けた方がよい。
・タワーマンションの場合、低層階や北向きの物件は新築時の価格設定が低めになっている。ところが中古市場では新築時ほどの価格差がつかないことが一般的なので、売却を考えるとお得になるのだ。
・マンションないでも安値帯の物件の方が底堅い動きを見せることが多い。
・立地を悪くするくらいなら、面積を予算の範囲に収めよう。・・・一番避けるべきことは、立地の妥協だ。
・資産性を考えて自宅を購入し、ライフステージに応じて住み替え、含み益を得るという形がベターと思う。
・日本では自宅は固定資産税も軽減されるし、不動産取得税も軽減される。
・とにかく日本という国では、家を持つことが有利な仕組みが「これでもか」というほど整っている。
・私に言わせれば彼らは持ち家の経済合理性ではなく、人生の不足のリスクについて語っているのである。
・家を買うときは一生の住処などと思わずに、住み替えを前提に買うべきである。
・23宮内のマンションであれば、現在の空室率はわずか5%。
・親の家は親のもの。自分の家をどうするかは、相続とは関係なく自分で決めなくてはならない。
・持ち家はあくまで資産性を第一に考えて買わねばならない。
・あなたの言う今のその地縁は、何年かけて育まれたものだろうか?
・賃貸であっても管理もするし、修繕もする。家賃はそれらのコストに一定の利益を加えて算出されているからだ。
・持ち家があると、それを担保としたローンで一時的に融資を受けることもできる。
・住宅価格が低下する理由として考えられるとしたら唯一、建築費の低下が起きることである。しかし当分の間、それは期待できない。
・私は湾岸エリアには住まない。理由は風が嫌いだからだ。